Guest Teacher
KAORI先生

from Tokyo

広告代理店勤務の後、Dr. ニーマル・ラージ・ギャワリ師が運営するヨガスタジオのマネージャーを務める傍ら、ヨガティーチャートレーニング、アーユルヴェーダライフスタイルカウンセリングコースを修了。

その後、世界中でヨガティーチャートレーニング等の通訳を11本務める。南インド・ケララ州のアーユルヴェーダセンターGreens Ayurなどで習得した調理技術や知識を生かし、アーユルヴェーダ料理のクッキング教室、出張料理、イベント、レクチャーなどを開催。2015年に満を持して1年限定のアーユルヴェーダレストラン「Ayurda」をオープン。

東京と名古屋を中心に料理教室、講座を多数開催。メニュー監修も行う。近年は南インドに毎年通い、ケララ在住のスワミ・ゴールカナート師から料理を学ぶ。

※写真はイメージです

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アーユルヴェーダとは何か?
アユルダ代表/アーユルヴェーダ料理研究家
KAORI先生にインタビュー

1.アーユルヴェーダとは何か?

「生命の科学」と訳されます。古代の聖者たちが卓越した洞察力によって残し、今では伝統医療として受け継がれています。

ヴァータ、ピッタ、カファという3つの生命エネルギーのバランスによって、人間と地球がいかに幸せに、健康に、命を足しむことができるかを教えてくれています。「食べたもので私たちはできている」という言葉通り、食はアーユルヴェーダの中でも大きな分野になって、私たちの生活に密着した面でかなり重要視されています。

食事を予防医学ととらえ、どんな食をどんな人がどんな状態の時に食べればバランスが整って幸せに生きていけるのか、ライフスタイルと合わせて私たちに教えてくれています。

2.いつどこで始まったものですか?

5,000千年前の文献『ヴェーダ』にアーユルヴェーダに関わる健康のことが記載されています。

これは人類が発見している最古の文献と言われているので、おそらくその前からもアーユルヴェーダは伝えられていたでしょう。古代インドのヒマラヤ地方でアーユルヴェーダ、ヨガ、ヴェーダなどの最高の知識の結集が受け継がれていました。

3.なぜアーユルヴェーダ医療のセラピストになったのですか?

アーユルヴェーダを知るようになったのは15年前ほどですが、当時は体調が優れなかったので聞きかじりで様々な食養生を試していましたが、一向に改善は見られなかったので、ヨガ講師及びアーユルヴェーダドクターであるニーマル先生の元を訪れ、ヨガを学び、アーユルヴェーダのカウンセリングを受けました。

そうしたらそれまで私が「健康」と思って積極的にとっていた食事が実は、私の体質には全く合わないものだと教えていただきました。

それを聞いた当時はあまりの驚きでしたが、今振り返ってみれば「当然体調が良くなるわけがない」というものばかりを食べていました。それからニーマル先生に教えていただきながらキチョリーなどを作りました。あまりの美味しさに「これだ!」と思ったのを記憶しています。味覚だけではなく、本当に体が内側から喜び、心が深い満足を得られるご飯で、かつ自分でも作れる毎日のご飯。こんなに素晴らしい食事は他にはない、と思いました。

それ以来、ヨガティーチャートレーニングと合わせてアーユルヴェーダの料理も深めていくことになりました。

4.アーユルヴェーダが日本での生活にどのように役立っていますか?

アーユルヴェーダは、現代生活が忘れてしまった生活の整え方を教えてくれています。

例えば「朝食の前に排便は済ませておくべき」「食事の直後は水をがぶ飲みしてはいけない」「1日のメインの食事はランチ」など、大したことないように見えて実は日々の積み重ねが大切なものです。

取り入れてみると理にかなったものばかりで、それができないと少しずつバランスが崩れていくのも実感しました。東京の生活に飲み込まれず、自分のペースを保ちながら都会の生活を楽しむことができています。

※写真はイメージです

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5.インドに毎年学びに行かれている体験について教えてください。

ここ最近は南インドのケララに毎年行っています。私のアーユルヴェーダの先生の一人であるゴーラクナート・スワミジを訪れたり、ケララのアーユルヴェーダリゾートに生徒さんをお連れしたり、Isha Yoga Centerというヨガアシュラムに滞在したりしています。

南インドは、中世時代のイスラム文化やキリスト文化の侵略から守られていたこともあり、伝統が色濃く残されています。また南インドにはアーユルヴェーダよりも起源が古いと言われているシッダ医療も受け継がれていて、スワミジはそれを継承されている一人です。

インドに行くこと自体が学びであり、それは幸運なことだと思っています。アーユルヴェーダやヨガの聖地を訪れ、また気づきの高いヨギー、ドクター、聖者などに実際にお会いするだけでも素晴らしい体験となります。「ヨガをする人は前世でインドにいた」などと冗談めかして言われることがありますが、行ってみるとそれはあながち嘘ではないと感じる人が多いのも事実です。

魂の辿ってきた道を思い出し、それをこれからに生かしていく、そんな素晴らしいご縁が皆様にもありますように。